アトリエとりむしさかな日記

北海道江別市にある、秋元さなえの美術アトリエ「とりむしさかな」です。レッスンや作品のことを書いていきます。 ◇江別市大麻東町13-52(大麻銀座商店街内)

土ねんどで遊ぼう!

こんにちは。アトリエとりむしさかなです。

ちょっと忙しくて前のブログ更新から1ヶ月以上間が空いてしまいました。。

 

先日8月23日は、土ねんどを使った活動を行いました!

夏休み明け最初のレッスンでしたが、5名全員が元気に揃いました。

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50kgのねんど。これだけあれば、色々なものが作れそうですね。

まずはこれを一人一つ(幼児さんは二人で一つ)塊ごと渡して…

糸で切って切って切りまくってもらいます!

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道具は、水糸にボタンをくくりつけた自作のものです。

粘土がくっつかないし、絡まりにくく水洗いできるので、長年使っています。

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「見て!大きいの切れたよー!」

年中さんのIくん、初めての体験に表情がぴかぴかしています。お見せできないのが残念。

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やはり10kgの塊。「腕疲れてきた~」「ちょっと飽きた~」なんて声も聞こえてきたので、半分くらい切ったところで、これを材料に自由に制作していってもらいました。

講師は残りの塊を切るお手伝いを。

ちなみに今回、汚れ防止にスマホをビニール袋に入れて撮影したので、写真がちょっとムーディーな仕上がりになってます^^;

 

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足で踏み広げる、塊から形を彫り出す、器を作る、丸めたものをたくさん作る、小さく切っていく…
それぞれ全く違う方向に進めていくようです。

教室によっては「みんなで大きなもの作ろう!」となることもあるのですが、このメンバーは異年齢ということもあり、あくまでも自分の興味を突き詰めていくようです。

 

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年中さんのKちゃん、ずっと小さな〇をたくさん作っていると思ったら…

かわいいクマちゃんが2匹できてました。

長いまつげなどの細かいところも、粘土を細く伸ばして表現しています。

 

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小2のNちゃん、もくもくと器を作り続けていますが…「せんせー、石ほしい~」と声をかけてくれました。

話を聞いてみると、学校で習った縄文土器づくりにチャレンジしたいそう!!

なるべく丸くて型の押しやすい石がいいとのことでしたが、残念ながらアトリエにはなく、大きめのウッドビーズで代用してもらいます。

一応、色々な素材を常備しているアトリエですが、まだまだ足りないものがあるんですね。。

 

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小3のSくんは、塊から斜めのラインにカービングしていったんだね。

「これ、おもしろいね。どうなっていきそう?」

「うーん分かんない」

「なんか、私には船みたいにも見えるよ」

という会話のあと、スプーンで穴を空けていきました。

Sくん曰く「なんかメロン食べるときみたい」だそうです(笑)

 

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小4のMちゃんは、足で踏み広げた粘土をそのまま片足に巻き付けて…靴を作ってます!

さすが4年生、難しい立ち上がる形にもチャレンジしていますね。

「うーん、こうするとここが破けちゃうから…」と丈夫になるように計画しながら進めているご様子。

 

そうしていると、Iくんが色々なものを作っているのを発見。

これは、切った形を組み合わせて「カブトムシ」

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自重で頭が落ちてしまうのが悲しかったようで、「アゲハチョウ」はレリーフ風に変化しました。

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これならうまくいく!と確信したようで、さらに大きく「クワガタ」が完成。

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この連作、私から「こうしてみたら?」とは投げかけず、Iくん自身の試行錯誤によるものです。

虫が大好きなIくんの熱意が伝わってくるようです。

 

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Kちゃんは、クマちゃんを作って満足したのか…先ほどとはチャンネルが切り替わったようです。糸で切ったり…

薄く伸ばしたり(足で踏んだのかな?)…

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ヘラを使って、溝を刻んだり、穴を空けたり!

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「これは何?」と聞いても、恥ずかしがって多くは語らないKちゃんですが、この粘土でどんなことができるのか、様々な実験を繰り返していました。

今回は、保護者の方が迎えにきても、なかなか粘土の前から離れがたかったようです。またきっとやりましょうね。

 

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みんな集中してますが、いい雰囲気。

 

そうしていると、Sくんの船も完成!

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おー、中に人が乗っている!

船首の持ち上がっているところ、どうやって作ったんだろう?すごいバランスですね。

とても面白い形だったので、「来週、この作品からどこか石膏で抜いてみようか?」と提案してみるとSくんものってきてくれました。

 

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そして、Mちゃんは靴をまた平たく伸ばして、「うどんかそば作る!」

「そばは細いから難しいかもね~」と言うと、

「じゃ、うどん!たくさん作らないといけないから先生も手伝って!」とのことで、私も一緒に粘土を伸ばして切っていきました。が、これ意外と難しい…。それでもなんとか協力して完成しました。

 

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うどん作りの横で、Nちゃんは「縄文土器」が完成。表面を滑らかにするのに、丁寧に時間をかけていました。

すると今度は、小さな人形を二体と、なぜか土器の中に「お湯」を作って…

目玉親父と、ネコが縄文土器のお風呂に浸かってるところ」!

どこからやってきたイメ―ジなんだろう。めちゃくちゃ面白いです。土器の淵に手をかけている様子から、二人がリラックスしているのが伝わってきます。。

 

集中して作ったあとのお楽しみ。

残った粘土を山にして「乗ってもいいよー」と言うと…

 

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幼稚園や学校とはまた違った、アトリエでの粘土遊び。楽しんでもらえたようです。

 

次回は作品の一部を石膏取りしてみるので、作品は乾燥しないように保管します。

どんな風になるのかな~?

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(アトリエとりむしさかな 秋元さなえ)


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2020年度より、こどものアトリエが日曜開催となりました。

時間帯は以下の2種類です。無料体験は随時受付中です。

①11:00~12:00

※定員に達しました

 

②14:00~15:00

 ※2名程度募集中

 

9,10月のレッスンカレンダー

 

9/27

  • ①午前 幼児コース:想像して描こう/児童コース:量感を持って描こう(2)
  • ②午後 ちょうになったぞう(2)

10/11

  • 釘打ちで作ろう(予定)

10/18

  • レンガで遊ぼう(予定)

10/25

  • ハロウィンの変装マスク(予定)

 

お問い合わせ

メール mochion@gmail.com

Facebookページ @torimushisakana

 

 会場は江別市大麻座商店街の一角です。

お車でお越しの際は、トライアル駐車場(商店街共同駐車場です。アトリエまで徒歩2分)をご利用ください。

 

こちらのチラシもご覧ください。

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