アトリエとりむしさかな日記

北海道江別市にある、秋元さなえの美術アトリエ「とりむしさかな」です。レッスンや作品のことを書いていきます。 ◇江別市大麻東町13-52(大麻銀座商店街内)

保護者様からのコメント紹介・(日曜②午後)混色体験

こんにちは。アトリエとりむしさかなです。

最近、生徒さんの保護者の皆様から、嬉しいご報告をたくさんいただいています。

ぜひこちらでもご紹介させてください。

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「子どもが、最近は図工がある日はすごく楽しそうに学校に行くんです。自信が付くって大事ですね」

(児童コースの保護者様)

 

「アトリエに通うようになってから、色々考えるアイディアが増えたみたいで、家でもよく作品を作っています。通わせて良かったです」

(児童コースの保護者様)

 

「幼稚園でお父さん・お母さんの似顔絵を描く活動がありました。以前とは描き方が変わったみたいで、お父さんの絵が特に良かったんです。絵を見たお父さんがとても喜んで『この子はアート方面の才能があるかもな~』と言っていました」

(幼児コースの保護者様)

 

「いつもアトリエで色々経験させてもらえてありがたいです。この1年で、本当に色の使い方から、発想から、工夫の仕方まで色々成長できたと感じています」

(幼児コースの保護者様)

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そんなご報告をいただけて、本当に嬉しく思います。

もう、ちょっとじーんとしてしまいますね…。

これからも、豊かな経験がたくさんできるアトリエを作っていきたいと思います!

 

 

さて、先日1日10日 午後の部も、絵具による混色体験を行いました。

5名全員が揃ったアトリエとなりました!

 

午後の部は児童コースさんのみ。

午前に引き続き、三角形のカードを用意し、①水の増減による色の変化 ②2色の混色による色の変化 ③3色以上の混色による色の変化 というねらいを設定し、取り組んでもらいました。

 

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小1のNちゃんは、混色でも『カフェもふ』ちゃんっぽい色合いを作りたいのだそうです。
どんな風になるか、楽しみですね。

 

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絵具の経験はまだ少ない1年生は、筆洗いの練習もここで兼ねます。

筆洗いって大人になってもけっこう面倒なものですが、自分の思ったとおりに色を作るときには、基本的かつ重要な作業でもあります。

小1のTくんもNちゃんも、洗う手間に気持ちが焦ってしまうみたい。

アトリエでも少しずつでも慣れていってもらえるといいなぁ。

 

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小2のKくんは、「ヒヨコの黄色から!」と絵具チューブを選び、水の増減体験。

この後、この黄色系に絵具を様々混ぜて実験してみるんですって。

 

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小4のRちゃんは、水を増やしたところに混色をするなど、最初から自由自在に楽しんでいるご様子。

でも、「この色はどうやって作ったの?」と尋ねられると、しっかりと覚えているようです!

 

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小4のYちゃんも、Rちゃん同様、絵具の経験は学校でたくさん積んでいるはず。

水の増減による色の変化は、感覚でさっと何段階かを作り、複数色の絵具による混色をゆっくり体験してみたいようです。

 

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遠くからでも鮮やかに映えるたくさんの色カード。綺麗ですね~!

 

そして、活動が進んでくると…

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「へぇ~、白を入れるとこうなるんだ!綺麗~!」と驚きのKくんとTくん。

 

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「あぁ~、もうなにがなんだか分かんなくなってきちゃった!」と笑うYちゃん。

混色してできた色同士を、さらに混色。すごく絶妙な色ができています。

 

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パレットもだんだん個々の色合いに…。

意図しなかった色などもできて、悔しそうな声や、楽しそうな声がところどころから上がってきます。。

 

さて、実験結果はこんな感じです。

 

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小1 Nちゃん

当初は『カフェもふ』ちゃんな色合いを作りたかったNちゃんですが、思ってもいなかった色がたくさん生まれてきたようです。

「もっとこんな風にしたいのにな~」とつぶやきながら、絵具の加減を調整するなど、なんとかコントロールしようと頑張っていました。

しかし、これは繰り返しの経験から身に付くものでもあるので、少しずつ積み上げていきましょう!

本人はちょっと悔しそうでしたが、どのカードも良い色だと思います^^

 

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小1 Tくん

Tくんの取り組みはまさに実験という感じで、水の加減を極限まで試したり、12色水彩絵具すべてを混ぜてみたり、混色した色同士を混ぜてみたり…とっても楽しそうな様子でした。

なかでも興味深かったのが、「お母さんが好きな色を全部混ぜてみる!」という実験。

個々の絵具はいずれも鮮やかな色だったのですが、実際に混ぜてみると、緑がかった灰色に。

Tくんは、「全部綺麗な色からできてるのに、おかしいなぁ…」という感想でした。た、確かに…。

つくづく、色って不思議だなぁと思わせてくれますよね。

 

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小2 Kくん

ヒヨコが大好きなKくんは、黄色の絵具を基準に混色をスタート。

黄色に水を混ぜて明るくしていくのと、白を混ぜて明るくしていくのでは、違う色ができることなど、様々なことに気が付いたようです。

さらにそこに黒を足してみたり、さらに緑を足してみたり、また黄色を足して色を戻していったり…。

そんな、色の「行ったり来たり」を繰り返しているのが印象的でした。

 

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小4 Rちゃん

Rちゃんは、比較的少ない枚数ながら、絵具チューブにはないような独自の色を研究していたよう。

段階的にカードを作るのではなく、納得する色ができてから、初めてカードに色を乗せるように作ったのかな。

Rちゃんの慎重な性格も現れていると思います。

どの色もとても鮮やかで美しいですね!

 

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小4 Yちゃん

ぐんぐんと混色を試し、たくさんの色カードを作ったYちゃんです。

Yちゃんの取り組みでは、複数の混色で作られた色同士を混ぜても、無彩色が出来ない…。これが本当に不思議でした。

もともと色に対する勘が鋭いのか、絵具の経験が豊富なのかなぁ?

本人も色との対話が楽しいのか、にこにこしながら取り組んでくれています。

 

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こちらはおまけ。Yちゃんの使っていた新聞紙。

色カードがステンシルのようになって、これもまた美しいです。。

 

午後の部も、みんな体験から個々に気づいたことや実感したことがあったようです。

定期的にこういった混色の体験を繰り返すことで、少しずつ色への感覚や勘が身に付き、自分がイメージする色を自在に作ることができるようになっていくはず。

次回は、午前・午後ともに、この色カードから作品づくりへと発展させます!

 

(アトリエとりむしさかな 秋元さなえ)
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2020年度より、こどものアトリエが日曜開催となりました。

レッスンは毎週日曜(月3回目安)の開催です。

時間帯は以下の2種類です。無料体験は随時受付中(事前予約が必要)です。

①11:00~12:00

※定員に達しました

 

②14:00~15:00

 ※定員に達しました

 

3月のレッスンカレンダー

 3/7 ・お家を作ろう②

 3/14 ・お家を作ろう③

 3/28 ・幼児コース:作品ケースを作ろう/児童コース:お家を作ろう④

 

お問い合わせ

メール mochion@gmail.com

Facebookページ @torimushisakana

 

 会場は江別市大麻座商店街の一角です。

お車でお越しの際は、トライアル駐車場(商店街共同駐車場です。アトリエまで徒歩2分)をご利用ください。

 

こちらのチラシもご覧ください。

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