気が付いたらもう6月。
個展を終えたら、現実の色々が一気に押し寄せてきた感じです。
秋頃にグループ展を二つ予定しているので、最近はその準備も少しずつ進めています。
先日、写真家の山岸靖司さんから、個展の会場写真が届きました。
いつも素敵に撮っていただき、ありがとうございます。
自由に過ごせて、いい空間だったなぁ。
山岸さんは、大学の卒業制作を撮っていただいた時からずっとお世話になっているので、もう10年以上のお付き合いです。
(過去作の写真、少しですがこちらからぜひ~)
また、個展では新作の冊子「ランドマーク」を発行しました。
作品冊子としては、「島の下にある川」、「昼の星、夜のトビ」(授業作品。販売したことはありません…)、「川にいる魚」「ランドへ」と来て、5冊目です。
どの冊子もたくさんの人の手に渡っていってくれ、息の長い作品になっていることが嬉しい。
内容は、地元江別市をフィールドにしながら、アイヌ語地名や地形や歴史に特化したものであったり、パフォーマンス写真であったり、今回のようなエッセイが主であったりと様々です。
けれど、一冊を通して何か新しい物語が生まれてくるといいなと、期待を持ちながらいつも作っています。
現地で私が行うアクション(行為)と、冊子を開いていく行為が重なって、物語の追体験のようになっていくというか…
これは私の話でもあるけれど、私だけの話ではない。
そういう広がりを「美しさ」と捉えているんじゃないかなと思っています。
たまには大事ですね、言語化。
(アトリエとりむしさかな 秋元さなえ)