お久しぶりです。
相変わらず、ブログはカレンダーの更新ばかりで、すみません。。
定期的に見てくださっている方がいることに、いつも励まされています。
さて、昨日はクリスマス。
私のもとにも、なんとプレゼントが届きました。
写真家の山岸靖司さんから、グループ展の会場写真が。
めちゃくちゃかっこいい!
スマホでは限界があったので、どんな会場構成だったか、上手く伝えきれませんでした。
実はこんな感じだったのですよー。
展覧会概要は、こちらで。
🔗グループ展「歩くみちの記憶」に出品中 - アトリエとりむしさかな日記
私の作品「地図の星々」に関するインスタレーションも、素敵に撮っていただきました。嬉しい~。
日光写真の地図作品(青い布)の裏側に回らないと、岩見沢市の地形図やテキストは読めないように構成していました。
上を見たり、下を見たり。
「やまと」「あさひ」「まんじ」などタイトルが付けられた彫刻は、岩見沢の地形図からマッピングした具体的な場所を、星座のように繋げて作られています。
黒い石のようなものは、岩見沢の二つの炭鉱跡地で採取してきた石炭です。
(石炭採取は、岩見沢市から許可をもらったうえで、ズリ山や選炭場付近などの比較的安全な場所で行いました。)
遠ざかって星座同士のリズムを感じたり、近づいて石炭に凝縮された気の遠くなるような時間を感じたり。
小さな部屋では、サイドストーリーのような展示をさせてもらいました。
岩見沢教育大時代に、制作で巡った具体的な場所を、地形図にマッピングして星座を作りました。
こちらは地元江別を巡ったマッピングなので、レンガで作っています。
こんなに形のはっきりとある作品を作ったのは、とても久しぶりでした。
大きな空間と、直線的な絵画作品群の中で、自分の作品をどう位置付けたらいいのだろうと、色々考え…いつもは選ばない選択をたくさんして、たどり着いた展示です。
(一緒に参加した絵画の作家たちも、インスタレーションとの調和やバランスを考え、展示にすごく時間がかかったと話していたことが、とても興味深かったです)
他作家の作品にもちゃんと響きあってくれて、本当にほっとしました。
それと同時に、これを個展で見せたら、どんな展開があるんだろうとも。
その展開は、来年の春に、札幌でお見せできる予定です。
ひとまず、お仕事など色々なことは落ち着いて…
年末はちょっと制作に本腰を入れられそうです。
みなさん、よいお年をお迎えください。
また来年もよろしくお願いします。
(アトリエとりむしさかな 秋元さなえ)