日と火。
今回の個展では、サイアノタイプの作品の他に、瑪瑙(めのう)や石炭を素材にした作品を展示します。
瑪瑙は、石狩市へ中森さん(画廊主の中森敏夫さん)に同行した時、手に入れたものです。
石炭は、岩見沢市で手に入れたもの。
10月に参加したグループ展『歩くみちの記憶』では、「地図の星々」という作品に形を変え、発表しました。
光を通すと燃えるような姿。
5000万年をかけて燃料へと変質した素材。
その強さを借りてみたいと思いました。
時々ギャラリーに足を運び、まだ「場」に残るほのかな熱を、素材を通して一つ一つ確かめています。
(アトリエとりむしさかな 秋元さなえ)