今日、郵便受けを見たら、
3月の個展「サイアノタイプ」の会場写真が届いていました。
撮影は、写真家の山岸靖司さん。いつもありがとうございます!
この、暖簾のような展示、お気に入りでした。
「今日開いてます」を見せたい…と同時に、
実は、ふらーっと誰でも簡単には入ってきてほしくなくて…境界のような役割も意識していました。
(画廊主って、暖簾のようだな、なんて思ったりもしました)
この布が揺れる様子を、友人の尾崎さん(【ランド】シリーズ全ての制作協力者でもあります)と並んで、無言で眺めている時間、すごく良かったなー。
尾崎さんが「川が流れているみたいに見えてきた」と教えてくれ、それからは、私にも水の流れのように見えていました。
(またどこかで、別の役割で展示されることがあるのかもしれません。)
布の影も青い。今気が付きました。
高臣さんのガラス作品、野上さんの彫刻、瀬川さんのクリアファイルの作品、岡部さん(?)の定形外郵便、川俣さんのテトラハウスプロジェクトのポストカードなど、色々な収蔵品が置かれた棚の窓辺も、サイアノタイプで写し取らせてもらいました。
岩見沢でのグループ展「歩くみちの記憶」に出品した石炭の作品と、同じ作り方をして今回のために用意した瑪瑙(めのう)の作品。
どちらの展示もご覧になった方々から「岩見沢のこの作品があったから、今繋がってこうなっている」「テンポラリーで、これ(石炭の作品)を見られて良かった」と言っていただけて、とても嬉しかったです。
改めて、居心地の良い場ができて、良かったなぁ。
今回は、ご挨拶文以外にはテキストは作らなかったのですが、来てくれた方には、それで充分だったんじゃないかなと思っています。
ご来場いただいたみなさん、制作や展示にご協力いただいたみなさん、本当にありがとうございました。
山岸さんの写真を眺めていて、簡単な記録集を作ったら素敵かもしれない、と思いました。
まだ思いつきですが、動きがあったら、またお知らせしたいです。
(とりむしさかな 秋元さなえ)