アトリエとりむしさかな日記

北海道江別市にある、秋元さなえの美術アトリエ「とりむしさかな」です。レッスンや作品のことを書いていきます。 ◇江別市大麻東町13-52(大麻銀座商店街内)

土ねんどで遊ぼう!

こんにちは。アトリエとりむしさかなです。

ちょっと忙しくて前のブログ更新から1ヶ月以上間が空いてしまいました。。

 

先日8月23日は、土ねんどを使った活動を行いました!

夏休み明け最初のレッスンでしたが、5名全員が元気に揃いました。

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50kgのねんど。これだけあれば、色々なものが作れそうですね。

まずはこれを一人一つ(幼児さんは二人で一つ)塊ごと渡して…

糸で切って切って切りまくってもらいます!

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道具は、水糸にボタンをくくりつけた自作のものです。

粘土がくっつかないし、絡まりにくく水洗いできるので、長年使っています。

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「見て!大きいの切れたよー!」

年中さんのIくん、初めての体験に表情がぴかぴかしています。お見せできないのが残念。

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やはり10kgの塊。「腕疲れてきた~」「ちょっと飽きた~」なんて声も聞こえてきたので、半分くらい切ったところで、これを材料に自由に制作していってもらいました。

講師は残りの塊を切るお手伝いを。

ちなみに今回、汚れ防止にスマホをビニール袋に入れて撮影したので、写真がちょっとムーディーな仕上がりになってます^^;

 

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足で踏み広げる、塊から形を彫り出す、器を作る、丸めたものをたくさん作る、小さく切っていく…
それぞれ全く違う方向に進めていくようです。

教室によっては「みんなで大きなもの作ろう!」となることもあるのですが、このメンバーは異年齢ということもあり、あくまでも自分の興味を突き詰めていくようです。

 

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年中さんのKちゃん、ずっと小さな〇をたくさん作っていると思ったら…

かわいいクマちゃんが2匹できてました。

長いまつげなどの細かいところも、粘土を細く伸ばして表現しています。

 

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小2のNちゃん、もくもくと器を作り続けていますが…「せんせー、石ほしい~」と声をかけてくれました。

話を聞いてみると、学校で習った縄文土器づくりにチャレンジしたいそう!!

なるべく丸くて型の押しやすい石がいいとのことでしたが、残念ながらアトリエにはなく、大きめのウッドビーズで代用してもらいます。

一応、色々な素材を常備しているアトリエですが、まだまだ足りないものがあるんですね。。

 

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小3のSくんは、塊から斜めのラインにカービングしていったんだね。

「これ、おもしろいね。どうなっていきそう?」

「うーん分かんない」

「なんか、私には船みたいにも見えるよ」

という会話のあと、スプーンで穴を空けていきました。

Sくん曰く「なんかメロン食べるときみたい」だそうです(笑)

 

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小4のMちゃんは、足で踏み広げた粘土をそのまま片足に巻き付けて…靴を作ってます!

さすが4年生、難しい立ち上がる形にもチャレンジしていますね。

「うーん、こうするとここが破けちゃうから…」と丈夫になるように計画しながら進めているご様子。

 

そうしていると、Iくんが色々なものを作っているのを発見。

これは、切った形を組み合わせて「カブトムシ」

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自重で頭が落ちてしまうのが悲しかったようで、「アゲハチョウ」はレリーフ風に変化しました。

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これならうまくいく!と確信したようで、さらに大きく「クワガタ」が完成。

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この連作、私から「こうしてみたら?」とは投げかけず、Iくん自身の試行錯誤によるものです。

虫が大好きなIくんの熱意が伝わってくるようです。

 

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Kちゃんは、クマちゃんを作って満足したのか…先ほどとはチャンネルが切り替わったようです。糸で切ったり…

薄く伸ばしたり(足で踏んだのかな?)…

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ヘラを使って、溝を刻んだり、穴を空けたり!

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「これは何?」と聞いても、恥ずかしがって多くは語らないKちゃんですが、この粘土でどんなことができるのか、様々な実験を繰り返していました。

今回は、保護者の方が迎えにきても、なかなか粘土の前から離れがたかったようです。またきっとやりましょうね。

 

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みんな集中してますが、いい雰囲気。

 

そうしていると、Sくんの船も完成!

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おー、中に人が乗っている!

船首の持ち上がっているところ、どうやって作ったんだろう?すごいバランスですね。

とても面白い形だったので、「来週、この作品からどこか石膏で抜いてみようか?」と提案してみるとSくんものってきてくれました。

 

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そして、Mちゃんは靴をまた平たく伸ばして、「うどんかそば作る!」

「そばは細いから難しいかもね~」と言うと、

「じゃ、うどん!たくさん作らないといけないから先生も手伝って!」とのことで、私も一緒に粘土を伸ばして切っていきました。が、これ意外と難しい…。それでもなんとか協力して完成しました。

 

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うどん作りの横で、Nちゃんは「縄文土器」が完成。表面を滑らかにするのに、丁寧に時間をかけていました。

すると今度は、小さな人形を二体と、なぜか土器の中に「お湯」を作って…

目玉親父と、ネコが縄文土器のお風呂に浸かってるところ」!

どこからやってきたイメ―ジなんだろう。めちゃくちゃ面白いです。土器の淵に手をかけている様子から、二人がリラックスしているのが伝わってきます。。

 

集中して作ったあとのお楽しみ。

残った粘土を山にして「乗ってもいいよー」と言うと…

 

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幼稚園や学校とはまた違った、アトリエでの粘土遊び。楽しんでもらえたようです。

 

次回は作品の一部を石膏取りしてみるので、作品は乾燥しないように保管します。

どんな風になるのかな~?

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(アトリエとりむしさかな 秋元さなえ)


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2020年度より、こどものアトリエが日曜開催となりました。

時間帯は以下の2種類です。無料体験は随時受付中です。

①11:00~12:00

※定員に達しました

 

②14:00~15:00

 ※2名程度募集中

 

9,10月のレッスンカレンダー

 

9/27

  • ①午前 幼児コース:想像して描こう/児童コース:量感を持って描こう(2)
  • ②午後 ちょうになったぞう(2)

10/11

  • 釘打ちで作ろう(予定)

10/18

  • レンガで遊ぼう(予定)

10/25

  • ハロウィンの変装マスク(予定)

 

お問い合わせ

メール mochion@gmail.com

Facebookページ @torimushisakana

 

 会場は江別市大麻座商店街の一角です。

お車でお越しの際は、トライアル駐車場(商店街共同駐車場です。アトリエまで徒歩2分)をご利用ください。

 

こちらのチラシもご覧ください。

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ちょうになったぞう②

こんにちは。アトリエとりむしさかなです。

先日8月2日は、夏休み前の最終レッスンを行いました!

新しい生徒さんが1名仲間入りし、5名での賑やかなアトリエでした。

 

さて、今回は…ウォーミングアップの時間として、絵具とローラーを使った「背景」作りからスタート。

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みんなには、グリーンや自然を意識した背景作りをしてもらっています。

 

これが一体何の背景になるかと言うと…

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前回作った、デカルコマニーのちょうちょたちが舞うための背景です。

 

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年中さんのKちゃんは、ローラーからだんだん手のスタンプに変化!

 

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小4のMちゃんも、「指でやってもいいですか?」と、青色系の下地を塗って、黄色の絵具で指スタンプをしています。

講師の提案したものから、個々がイメージを膨らませて、どんどん自分らしい世界になっていく瞬間です。

どんなものができるのかなあ?

 

ローラーを充分に楽しんだら、今日は「ちょうになったぞう」を再読。

お話の世界も、イメージに重ねていきます。

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そして、ここからは幼児コースさんと、児童コースさんに活動が分かれます。

幼児コースさんは、ちょうちょをグリーンの背景に貼りつけ、クレヨンで加筆を行っていきます。

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虫が大好きだという年中さんのIくんは、「ここ(絵の世界)には虫もたくさんいるんだよ!」と教えてくれました。

小さな紙に「これはナナフシ。こっちはメス!この前見たの。」と、様々な昆虫を描いていきます。

(調べてみると、ナナフシってオスは非常に珍しいのだそうですね。やけにオスメスを強調しているなと思ったら…さすがIくん!)

 

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そしてなんと、Iくんのお話の世界では、象だけでなく、昆虫もちょうちょに変身するんだそうです。びっくり~。

ちなみに、象はひときわ大きくて鼻が長いシルエットの絵。虫を普段どれだけ観察しているかが、絵の細やかさの差からも一目瞭然です。

さらに面白いのは、この長い絵の端(写真には写っていません)に、ちょうちょたちを追いかける、虫取り網を持ったIくん自身が描かれているのですよ。虫以外の具体物を描くのは、苦手意識があるIくんでしたが、どうしても描きたかったようです。

 

さて、こちらは年中さんのKちゃんと、小4のMちゃん。

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彼女たちは、デカルコマニーの活動から。他の子たちよりも、やることがたくさんあったけれど、二人ともよく頑張ってくれました!

 

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Kちゃんは、ちょうちょの輪郭を筆でぐるりとなぞることに、楽しみを見出している様子ではあったのですが…

一応、紙をぱたんと閉じて、色混ざりと左右対称の模様作りも実験してもらいました^^;

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茶色一色のちょうちょは、幼児さんならではの発想で、なんだか可愛らしい。

 

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そして、ローラーで作った背景にちょうちょを貼って…

象を小さな紙に描いて、お気に入りだというちょうちょに貼って…

こんなに大きな作品が完成しましたよ。

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(ちょっと写真に納まらなかったので、2枚に分けました)

背景の色の変化は、緑の原っぱにお日さまが出て、春に変わっていくところだそうです。

花畑の中には、他の生き物が登場。ちょうちょを見ているのだそう。(この生き物が何か訊き返しても、Kちゃんはもう恥ずかしくなって秘密にしていました。)

手形の模様が、ちょうちょのぱたぱたとした動きと連動するようで、とても不思議!

ちょうちょたちも気持ち良さそうな、のびのびとした作品になりましたね。

 

ところで、児童コースさんは…

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Mちゃんは、デカルコマニーの活動から。

「紙はつるつるとザラザラ、どっちの面を使いますか?」「ここのかすれちゃったところは、また絵具付けてもいいですか?」と、最初は慎重なMちゃん。

「アトリエでは自由にやってもいいんだ!」と納得してからは、目の前の制作に没頭していました。

「自由に」と言われて、困ってしまう子と、のびのびできる子がいますが、アトリエの生徒さんたちは後者の子たちが多いようで、とっても頼もしいです。

 

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児童コースさんには、絵本はあくまでイメージを作るためのものだから、お話の通りにならなくてもいいということ。狙いは、ちょうちょと背景の紙を、自分のイメージで一つの作品に組み合わせていくことだという旨を、スタート時に伝えています。

 

見守っていると…「先生、象描きたーい。紙くださーい!」と、お話の要素も作品に取り入れるようです。

Mちゃんと小2のNちゃんは、カラーペンを使って細密な象を描いています。

「あ、失敗した!もう1枚紙ください!」と、二人ともなかなかこだわって描いている様子。

 

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小3のSくんも、カラーペンでの象の描画に挑戦。

象に1本毛を生やしたあと、さらにモヒカンになってますけど…(笑)

失敗することに苦手意識があるSくんには、使用するペンのにじみやすい特性と対策を言葉で伝えています。

無事、お気に入りの1枚ができたようです。

 

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(写真は保護者の方からお送りいただきました)

そんなSくんは、こんな作品が完成。

ちょうちょは割り箸に固定し、ひらひらと動くように。左端のちょうちょは、両手で操るようになっているんですね!

小さめの背景に、鮮やかなちょうちょがギュッと集い、とても美しいのですが…よーく見るとモヒカンの象が!というところも、Sくんらしさが出ています^^

 

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そして、こちらはMちゃんの作品。紙を縦に組み合わせたんですね。

赤色系の紙と青色系の紙を作っていたので、どうするのかな~?と見ていたら…

イメージは、朝・昼・夜の世界なのだそうです。

朝焼けの中で、燃えるような激しい色彩のちょうちょ、昼の花畑に飛ぶ繊細な色合いのちょうちょ、夜の星空のなかには魔法にかかったあの象が。

何か新しいお話が生まれそうな作品です。

 

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こちらは、Nちゃんの作品です。

Nちゃんは1枚の紙に丹念にローラーで重ね塗りを施していたため、とても繊細なグラデーションの背景が出来上がっています。パステルで描いた「水たまり」は、Nちゃんの世界観が出ているのかな。

Sくんと同様、割り箸を使って、ちょうちょがひらひらと飛ぶように仕上げたNちゃんですが、その割り箸を見ると、一本一本にマスキングテープで模様がついています。

本当は、左端のちょうちょのように、割り箸全体をテープで覆いたかったのだそうですが、今日は時間切れに。

 

…こんな風に、今回はゴールが個々によって大きく異なる活動になったかなと思います。

一つの絵本からスタートしても、子どもたちの世界を通すと、また違った表現になるのですね。

 

ところで、生徒さんが「これは持って帰らない~」と言った作品のパーツを、こんな風に集めてみました。

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これはこれで、なんだか良いですよね。

しばらく、アトリエの壁面に飾っておこうと思います。

 

(アトリエとりむしさかな 秋元さなえ)


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2020年度より、こどものアトリエが日曜開催となりました。

時間帯は以下の2種類です。無料体験は随時受付中です。

①11:00~12:00

※定員に達しました

 

②14:00~15:00

 ※5名程度募集中

 

8月のレッスンカレンダー

8/23(土ねんどで遊ぼう)※汚れても良い格好でお願いします
8/30(石こうで遊ぼう/予定)

 

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 会場は江別市大麻座商店街の一角です。

お車でお越しの際は、トライアル駐車場(商店街共同駐車場です。アトリエまで徒歩2分)をご利用ください。

 

こちらのチラシもご覧ください。

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紙コップで遊ぼう!

こんばんは。アトリエとりむしさかなです。

今日のレッスンを終えて、こどものアトリエは2週間の夏休みに入ります。

夏休み明け初回レッスンは8月23日です。この日は土ねんどを50kg用意して、ダイナミックに活動しますよ。体験者さんもお待ちしています。

夏休み中に、ねんどを練って調整しておかなくちゃ~。

 

さて、先日7月26日は、紙コップタワーの活動を行いました!

体験者さんも来てくれ、5名でのアトリエでした。

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今回、紙コップは2100個用意。いつものアトリエではちょっと狭いので、商店街仲間の『江別港』さんのスペースをお借りしました。

 

この日は、ウォーミングアップも小さな紙コップを使っています。

底面に顔を描いて動物を作ったり、中を飲み物に見立ててペンで塗ったり、魚を泳がせるような絵を描いたり…。

だんだん気持ちが切り替わってきたかな。

そこで「コップ全部出していいよー」と言うと、みなさんワッと肉食動物のように飛びついてきました。タイミングを伺っていたようです(笑)

 

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幼児さんは、コップだけを高く積むのはちょっと大変なので、画用紙も用意。

この上に4段5段と積むこともできちゃいます。

年中さんのIくんは、長くした後、高く積み上げて「お家」に。 

 

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同じく年中さんのKちゃん。

Kちゃんは重なったコップに目を付けて、長ーく重ねてヘビのように!

コップの重なり部分は多少伸縮するので、立ててトンネルを作ってくぐり抜けたり、大きな円を作ってみました。

 

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こちらは小3のSくん。コップをバラバラにして海のようになった中で、タワーづくりに挑戦!

ちょっと狭くない?という問いかけにも「これでいいのー」とのこと。この非日常っぽさがいいのかな^^

 

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それぞれ、個々の興味で作っていっています。なんだかいいですね。

 

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小学2年生のNちゃんは、何度もコップを倒してしまいながら、そのたびに形を変えて作り直している様子。

さっきまでは小さな円筒形でしたが、あれ、いつの間にかお部屋になってる!?

コップの上下方向など、細部にもこだわっています。

 

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体験にきてくれた、小4のMちゃん。

「うーん、四角にしようか丸にしようか…」「あ、透明のコップはこういう風に使おう」と様々な計画をつぶやきながら、取り組んでいましたよ。

プラカップの窓、いい感じだね!

 

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近くでお兄さん、お姉さんがタワーを積み上げているのが羨ましい幼児コースさん。

「僕もできるよ!」とタワー作りにも挑戦していました。

それなら、ちょっと大きなものも作ってみる?と講師が何段かタワーを作ると…IくんもKちゃんも寄ってきて、続きを作ってくれます。

「わあ、タワーに隠れて体が見えなくなっちゃったよ~」と声をかけると、とっても嬉しそう。

けれど、またすぐに興味は移り変わっていきます。

 

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Sくんは、頑張って作っていたタワーが2度ほど崩れたことで、ちょっと心が折れてしまった様子。

「もう作らない。俺コップ集めるから、ここからみんな取っていいよ」と裏方にまわってしまいました。

 

この紙コップのレッスンは、技術よりも、トライアンドエラーを繰り返すのに耐えられるかどうかがネックなんですよね。紙コップの素材に限らず、年齢が上がってくると制作過程でのそういう機会も増えていきます。

実は私もこのトライアンドエラーが大人になっても苦手なので、Sくんの気持ちはちょっと分かります。。

 

さて、ぽつぽつとお迎えが来て生徒さんが帰っていくなか…

 

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まだまだコップを積む二人と…

 

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おお、Iくん、プラコップをテープでくっつけて何かを作ったのね。

「これなに?」

「虫かご!中に虫を入れるの」

「じゃ、透明なコップを小さく切って、虫を描いて中に入れようか?」

というやり取りから…

 

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クワガタやオサムシなどを描いて、中に入れていきました。

透明な素材に描いているので、コップを振ると中の虫たちも動いて見えて不思議。

いいのができたね。

 

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Mちゃんは、ついに身長以上に!

ということで、イスを使って上まで積んでいきます。

このあとMちゃんでは届かないくらいタワーは高くなり、私が助っ人に入ったのですが…なんと崩してしまったのは私でした。。

でもすぐ切り替えて「あー楽しかった!全部崩そう!」と笑うMちゃん。

 

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Nちゃんも、ちょっとタイムオーバーしましたが…「これで完成!」と納得いくまで積んだよう。

コップの影がとっても綺麗ですね~。よく頑張りました!

 

作った後のお楽しみは…

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全部壊します!!

これが活動のなかで一番楽しいんですよね~。お部屋はあっという間にコップの大海。

 

二人とも、最後までお片付けありがとう!

また、江別港の橋本さん、お部屋の提供をありがとうございました。

紙コップのレッスンは、毎年1~2回実施しています。

次回は何個にしようかな?お楽しみに。

 

(アトリエとりむしさかな 秋元さなえ)


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2020年度より、こどものアトリエが日曜開催となりました。

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「ちょうになったぞう」から…デカルコマニー

こんばんは。アトリエとりむしさかなです。

いよいよ今週末は紙コップタワーのレッスンです。

体験者さんも来てくれるとのことなので、わいわい楽しみましょうね!

 

さて、先日7月19日の活動報告です。
今回はKちゃんはお休みし、3名でのアトリエでした。

この日のウォーミングアップは、私がちょうどレッスンのためのアクリル絵具を準備しているところだったので…

「絵具!?使いたーい!」とのこと。

先週作った段ボール作品の裏面をさらにペイントしてもらいました。

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Nちゃんは、大きな家の続きを少しずつ進めます。

今回は壁が一面増えましたよ。これからどうなるのか楽しみですね。

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今回のレッスンは、絵本を使った活動を行いました。

この絵本、とても面白くて、よくレッスンに使わせてもらっているのですが…

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 タイトルのとおり、ぞうがちょうに変身するという、なんとも不思議なお話。

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この絵本を読み聞かせるところからスタートしました。

小学生さんは「え~、お話ぃ~?」と、小さい子扱いされたようでちょっと不満そうでしたが(笑)、なにせストーリーは面白いので、しっかり最後まで参加してくれました。

 

ここから発展させたのは…デカルコマニーの活動です。

線対称のちょうちょ型に切ったアート紙を開き、硬めに溶いたアクリル絵具を片面にだけ載せて、紙を再び折って密着させます。

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すると、こんな模様が!

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おー、きれい!

今回はアクリル絵具と、ちょっと撥水する紙質のためか、絵具を押し付け合う形や色混ざりが明確に表れて、とても複雑な模様ができています。

この体験から、オリジナルのちょうちょをたくさん生み出してみましょう!

 

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 幼児コースのIくんも挑戦!

初めてのデカルコマニー体験のようで、ちょっと慎重なIくん。いっぺんに複数の色を載せずに、繰り返しながら模様を作っていくようです。

 

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 小2のNちゃんは、自分で紙を切って、ちょうの形を作るところから。

ちなみに小3のSくんに「Sくんも紙切っていいよ」と誘ってみると、「俺は絵具の方をどんどんやりたいから、先生切って~!」とのお返事でした。

子どもの興味関心によって、こういう違いもあるのですね。

 

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と、見守っていたら…Sくん、さっそくとても美しいちょうちょを生み出してます。

銀は左側、朱色は右側、黄色は左側…など、自分でルールを決めて作っていました。

 

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わー、Nちゃんのちょうちょもとても繊細な模様!

アクリル絵具の発色の良さも、なんだか贅沢な作品になっていいですね~。

 

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Iくん、だんだん手順にも慣れてきて、作りたいイメージが色々沸いてきたようです。

まずは、黄緑色の斑点模様のあるモンキチョウが。

 

みんな、自分の目の前の作品に夢中にはなっているんですが…

「ねえ、赤の絵具取って~」

「この模様すごくない!?」

など、子ども同士の会話も少しずつ生まれてきている様子。嬉しいなあ。

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みなさん、デカルコマニーにはまってくれたよう。

こんな作品が続々とできてきましたよ。

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どのちょうちょも、とってもユニークです。

偶然からできる模様作りを楽しんだり、絵具の硬度や紙質からある程度のコントロールをもって模様作りに挑戦したり、生徒さんたちは活動の中で様々な楽しみ方をしてくれたと思います。その発見が、個々の作品にも表れていますよね。

 

さて、このちょうちょたちがどうなるかは…8月のレッスンへ続きます!

(アトリエとりむしさかな 秋元さなえ)
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2020年度より、こどものアトリエが日曜開催となりました。

時間帯は以下の2種類です。無料体験は随時受付中です。

①11:00~12:00

※定員に達しました

 

②14:00~15:00

 ※5名程度募集中

 

7,8月のレッスンカレンダー

7/26(紙コップで作ろう)※大麻座商店街内の別会場で開催します。
8/2(ちょうになったぞう② イメージして描こう)
8/23(土ねんどで遊ぼう/予定)
8/30(内容未定)

 

お問い合わせ

メール mochion@gmail.com

Facebookページ @torimushisakana

 

 会場は江別市大麻座商店街の一角です。

お車でお越しの際は、トライアル駐車場(商店街共同駐車場です。アトリエまで徒歩2分)をご利用ください。

 

こちらのチラシもご覧ください。

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段ボールから作ろう!

こんにちは。アトリエとりむしさかなです。

7月12日は体験者さんが2名参加し、6名でのレッスンを行いました。

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(写真で見切れちゃっている子も…ごめんなさい^^;)

最近、体験のお問い合わせやご紹介が増えてきていて、とても嬉しいです~!

体験レッスンは随時行っていますので、お気軽にお問合せください。

 

さて、この日の素材は…段ボールです。

こちらで不定形に切ったものが基本の材料。児童さんは、これに大きな板状の段ボールも加え、自由に加工・造形してもらいます。

不定形の段ボールをいくつか組み合わせ、形を変えながら「何に見える~?」と尋ねると、みなさん「ロケット!」「うさぎ!」「カブトムシ!」と、色々な見立てをしてくれました。

こんなに色々思いつくなら、大丈夫でしょう。

ボンドと絵具の使い方だけ説明し、子どもたちにゆだねます。

 

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ウォーミングアップの時間から、段ボールをハサミで切ったり、表面を剥いたりしていた、小3のSくん。

ささっと銃を3つ作り、「ナイフみたい」な不定形を組み合わせて…

「できた!」

えっ、もう!? いつもながらスピーディーだな~。私の分の銃も作ってよ、とお願いしてみました。

 

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アトリエにも少しずつ慣れてきた年中さんのKちゃん。今日は保護者の方の見守りがなくても、一人で最後まで取り組めました!

段ボール片を組み合わせることよりも、ボンドを段ボールにつける→折って接着する→色をつける…ということに興味があるご様子。

繰り返し活動に展開して、まずはどんどん増やしていきましょう。

 

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虫の図鑑を持参しやる気まんまんの、年中さんIくん。「今日は虫とヘリコプター作る!」と最初から作るものを決めていた様子ですが…素材を組み合わせるうちに、「飛行機になりそう!」と貼り合わせていきました。

「後ろの翼は立ってるんだよ。どうやって立てたらいいの?」とIくん。ここだけは、講師がお手伝いしています。

 

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いつもじっくり作品に向き合う、小2のNちゃん。以前から「段ボールで家を作りたい」という気持ちがあったのだそうです。そんな思いからか、選んだ段ボールも大きい!

「折り目があるから途中までしか立てられない…」とのことで、まずは素材の補強から始めています。

 

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体験者さんは、4歳さんと小学3年生の姉妹です。

お姉さんは、段ボールをハサミでザクザクと切り、ロケットに!ドリッピングの複雑な模様が、宇宙を連想させますね。

妹さんは、段ボールに色を塗ることそのものに興味がある様子。こちらも繰り返し活動にし「どの段ボールに絵具を塗ったら、一番素敵になるかな?」と、声をかけます。

 

こんな感じで、アトリエでは同時多発的に、個々の活動が行われています…。

それにしても今回は、興味の幅が広くて、ちょっとびっくりしました。

 

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いつの間にか、絵具コーナーは満席に。

Iくんは、飛行機を乾かしている間に、大きなブルーのカブトムシを着色中。

「こんな青い素敵なカブトムシ、世界中を探したら本当にいるかもしれないね?」

「うん!いるよ!」と力強いIくん。

「そうだね、ここにもういるもんね!」

こういう会話も楽しみの一つです。

それにしても、こんなに絵具が人気なら、次回は絵具のレッスンにしようかな?

 

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「もうできた!先生の銃も作った!何したらいいの~?」と言っていたSくんも、みんなが楽しそうに絵具を扱っていると、やってきました。

「この色より、もっと暗い方がいいんだよなあ。先生、色作ってもいい?」

確かに、中学年さんは、あらかじめ決められた色だとちょっと物足りなかったかな。

 

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Kちゃんは引き続き、カラフルな段ボール片を量産中。

そんな中でも、色混ぜを試した次は、塗り分けを試す…という風に、したいことを実践している様子です。最後は段ボールに乗り上げちゃってます。。

このカラフルな段ボール片たちは、来週に合体させたり、加筆をしてみようかな?

 

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さて、Nちゃん、素材の補強はうまくいったようです。

しかし、ここからどうやって壁を自立させようか検討しているところで、時間切れに…。

ボンドを塗る範囲なども大きいので、大変だったよね。お疲れさま。

また次回以降も、家の形に近づくよう、ちょっとずつ活動時間を作ろうと思ってます。

 

…と、1時間はあっという間でした~。

どんなものが出来上がったかは…また改めてご紹介しますね。

 

(アトリエとりむしさかな 秋元さなえ)


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2020年度より、こどものアトリエが日曜開催となりました。

時間帯は以下の2種類です。無料体験は随時受付中です。

①11:00~12:00

※定員に達しました

 

②14:00~15:00

 ※5名程度募集中

 

7月のレッスンカレンダー

7/19(「ちょうになったぞう」デカルコマニー体験)
7/26(紙コップで作ろう)※大麻座商店街内の別会場で開催します。

 

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メール mochion@gmail.com

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 会場は江別市大麻座商店街の一角です。

お車でお越しの際は、トライアル駐車場(商店街共同駐車場です。アトリエまで徒歩2分)をご利用ください。

 

こちらのチラシもご覧ください。

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野菜スタンプで遊ぼう

こんにちは。アトリエとりむしさかなです。

先日6/28は、6月3回目のレッスン日でした。

 

今回から、以前体験に来てくれたIくんが仲間入りし、生徒さんは4名になりました!

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ウォーミングアップの時間は、それぞれの興味に沿って、絵を描いたり、段ボール片で好きなものを作ったり、レッスン時に使うエプロンを飾り付けしたり…。

なんだかいい雰囲気でしょう。

 

さて、今回のレッスンは野菜スタンプです!

子どもたちにも人気がありますが、私も大好きな活動です^^

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今回使った野菜はこちら。

どんな野菜があるか、分かりますか?野菜ごとに切り方も色々変えています。

 

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今回の支持体はキャンバスバッグ!

「完成したら持って帰って、使っていいよー」と言うと、子どもたちのテンションも上がります。

画材は、アクリル絵具と耐水性の定着液を混ぜたものです。

お、Nちゃんは、まずオクラや小松菜のお花畑のようなものができました。

 

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小学3年生のSくんは、大きな玉ねぎの輪切りで連続模様に。

断面の大きなスタンプ材ってちょっと押すのが難しいのですが、Sくんは力も強いのできれいに押せています。

 

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年中さんのKちゃんは、小松菜葉のスタンプに挑戦!

大きなお兄さんお姉さんに混ざって、なるべく自分でやってみたいというKちゃん。

あまり手出しせず、見守ることにしてみました。

 

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Iくん、スタンプ中の写真を撮りそびれてしまいましたが…

大好きだというオレンジ色の絵具で、スタンプ遊びを楽しんでいました。

野菜を食べるのは苦手…とのことでしたが、野菜の断面がスピーディに版として写るスタンプには、新鮮な驚きを感じていたよう!

写真は、スタンプの活動を先に終わらせ、虫のお絵描きを再開したところ。こんな風に、生徒さんたちは個々の活動進度にばらつきがあります。活動のねらいを達成(体験)できれば、必ずしもゴールが同じじゃなくても良いんじゃないかなと私は考えています。

 

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ちなみに、Iくん作の虫の表紙。虫たちを囲う楕円形は、虫かごなのだそうです!

 

さて、そうしていると、それぞれのバッグが完成したもよう。

どんな作品になったのかな~。

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表裏にスタンプした、年中さんのKちゃん。片面は試し押しだったのかな…というくらい、テンションの差を感じます!楽しんでスタンプしたのが伝わってきますね。

Kちゃん本人は意識していないと思いますが、2枚目の写真のアンバランスな感じがかなりカッコいい。これは大人にはまねできませんねー。

最終的には色々な版や、かすれが混ざってしまいましたが、ところどころに小松菜の葉脈も読み取れます^^

 

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こちらは年中さんのIくん作。彼も両面を作ってくれました。

Iくんのスタンプを見ると、配られた全ての野菜を試してみたんですね。ネギの連続押しや、キュウリをどーんと大胆に配置したのがとっても面白い!

Iくんは、目をぱちぱちとさせて、スタンプされた形に「ええ~!」と驚きの声を上げながら活動をしていました(笑) そういう驚きが、作品からも伝わってくるようです。

 

Kちゃんもそうでしたが、幼児コースさんのねらいは「野菜の断面(版)の違いや、スタンプ遊びを楽しむ」というもの。

スタンプを何かに見立てたり、デザイン的に押していくというのは、次に紹介する児童コースさんのねらいになります。

 

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こちらは小学2年生のNちゃんの作品です。

今回もじっくりと取り組んでくれました。バラのように見える小松菜をぐるりと5つ押して、さらにお花のような形を作っているのがお見事!

野菜の形を色々なものに見立て、さらに線対称を意識して押しているのが分かります。

色合いも爽やかに揃えて、一つの風景画のような作品になりましたね。

 

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こちらはSくんの作品。のびのび作ることが好きなSくん、今回も実験的に楽しんでくれるのかな…と思っていたら、とてもデザイン的に作っていたので驚きました。

紫色の半月型、黒色の同心円型は、どちらも玉ねぎのスタンプ。同じ素材でも、違った使い方ができることに楽しみを見出していたようです。

スタンプ同士を一定間隔で微妙に重ね押ししているところなども、慎重さをもって活動していたことが伝わってきます。

 

こうやって見てみると、幼児さんと児童さん、それぞれの楽しみ方の違いがとても面白いですよね。

とても身近な素材でありながら、奥の深い野菜スタンプ。またいずれレッスンに取り入れたいと思います。

 

生徒のみなさん、完成したバッグは次回にお渡ししますね。お楽しみに!

 

(アトリエとりむしさかな 秋元さなえ)

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2020年度より、こどものアトリエが日曜開催となりました。

時間帯は以下の2種類です。無料体験は随時受付中です。

①11:00~12:00
②14:00~15:00

 

7月のレッスンカレンダー

7/12(段ボールで作ろう)※無料体験実施予定
7/19(ローラーで描こう/予定)
7/26(紙コップで作ろう)※大麻座商店街内の別会場で開催します。

 

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 会場は江別市大麻座商店街の一角です。

お車でお越しの際は、トライアル駐車場(商店街共同駐車場です。アトリエまで徒歩2分)をご利用ください。

 

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アルミホイルから作ろう!

こんばんは。アトリエとりむしさかなです。

先日6月21日は、アルミホイルを使った活動を行いました!

また、この日は幼児コースに1名の体験者さんも来てくれましたよ。

 

今回は、幼児コースと児童コースでちょっとねらいを変えて…

両コースともにまずは「アルミホイルを自分の手で切れるか」を確認後、児童コースさんはアルミホイルを長~く引き出します!

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そして、これを棒状に絞っていきます!

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破けないように、けれどしっかりと棒状になるように。この力加減がなかなか難しいのですよ。

 

そして、幼児コースさんは…

アルミホイルを両手に持てる範囲で切り、これをひとつはお団子状に丸められるか、そしてもうひとつは棒状に絞れるかをチェック。

この二つの形をたくさん作り、形同士をテープで組み合わせていきます。

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「せんせー、もっと大きなお団子にしたいよ~」

「じゃあ、お団子をまたアルミホイルで包んで、おにぎり作るみたいに大きくしてみよう」

体験者さんは、作りたいものが具体的にイメージできているようです。

 

さて、その間に、児童コースさんは長~い棒状のアルミホイルが完成した模様。

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これを頭に巻いて、十字に交差させて、高さを出して…

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さらに、つばを足したり、飾りをつけたりして…

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もう何ができるか分かりましたか?

 

そうこうしていると(同じ空間で両コース活動しているので、実際こんな流れなんですよ~^^)、幼児コースさんは完成間近に。

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Kちゃん、完成品の写真が誤って消えてしまって無いのですが…

マスキングテープを巻いたそれぞれの形を組み合わせて、魔法のステッキを作っていました。

カラフルなテープから見え隠れする、キラキラのアルミホイルが、なんて美しいんでしょう。こういうところにKちゃんの世界観があるのかな。

棒状の持ち手が「くにゃくにゃするのが嫌…」とのことで、割り箸にアルミホイルを巻いたものを芯材にして補強し、完成!

 

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体験のIくんは、こんな大きなクワガタが完成!

Iくんは昆虫が大好きで、ウォーミングアップのお絵描きも虫を描いていました。

彼は年中さんですが、虫の肢や腹などの部位をしっかり理解している様子で、自分でガンガン形を作っていました~。

完成後は、大きなクワガタを飛ばしたり、木に止まらせたり、とっても楽しそうに遊んでくれました。

 

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児童コースさんが頑張って作っていたのは…帽子でした!

Nちゃんは、麦わら帽子が完成。

張子のように、アルミホイルを骨組みに合わせて千切り、テープで丁寧に貼っていっていたのが印象的でした。とっても細やかな作りです。

 

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Sくんは、兜が完成!

こちらは、骨組みを大きなアルミホイルでぐるりと包んでいます。

リアルな兜も、金属の塊のつるりとした感じだものね。しかし、これは中を覗くとがっしりとした骨組みが見えるのがミソです^^

三日月のような前立てもカッコいい!

 

こんな風に、アルミホイルという共通の素材でも、発達段階によって全く違う活動の流れや作品になるんです。

グループレッスンのなかで、子どもたちは自分の作品に向き合いながらも、周りの制作の様子からも何かしら影響を受けているのではないかと思います。

(この人のまねしてみよう、あるいは、絶対にこの人とは違うものを作ろうとか…笑)

 

ところで、余った材料はこんな作品にも…

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どちらも『鬼滅の刃』で出てくる剣と蝶々とのこと。

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これはバナナの木!しばらくの間は天井から下げて、段ボールで作ったバナナをどんどん増やすそうです(笑)

 

使いきれなかった材料や、ホイルの芯まで持ち帰る子も^^

創作意欲に火がついたよう?お家でも何か作ってみてね~。

 

(アトリエとりむしさかな 秋元さなえ)

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7月のレッスンカレンダー

7/12(段ボールで作ろう) 
7/19(ローラーで描こう/予定)
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