展覧会4日目になりました。
会期は折り返し…なんだかあっという間に過ぎていきそうです。
会場の1階の展示棚にある、この絵。
お客さんからも「もう、これだけでも良い…」という感想をいただいています。
友人で、【ランド】シリーズ三作の制作協力者でもある尾崎さんが描いてくれた絵です。
描かれているのは、夢の中に現れたという、青空と金色の麦畑です。
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金色の畑の夢を見た。
いつもなら起きて10分くらいで夢の中身は霧散するのに、色彩が強烈に残ってる。まだ麦畑は見たことがないのに、彼女の制作の様子を見ていた私の脳は、あの金色の畑をいよいよ見たことがある気になってるらしい。気持ちの良い夢だった。今年は本物を見たいな。
(尾崎さんが「ランドスケープ」展に寄せた感想/2020年)
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この翌年の夏、尾崎さんと一緒に麦畑を見に行き、紙と絵具を買いに行き、絵を描いてもらいました。(尾崎さんは、普段は絵を全然描かないそうです)
そして、その夢のお話を聞いたり、絵を見せてもらった体験をもとに、私も同じ絵具を一部に使い、麦畑のシーンを描きました。
しかし、そこには三日月湖があり、川向こうには王子の煙突があるのです。
そうイメージ「してしまう」…そこに〈ランドマーク〉との関わりがあると思っています。
(アトリエとりむしさかな 秋元さなえ)